調味料
及び
香辛料類
シナモン/ニッケイ(肉桂)
分類 | クスノキ科クスノキ属 |
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原産地 | セイロンシナモン(スリランカ、南インドなど熱帯アジア)、チャイナシナモン(中国、インドシナ)、ニホンシナモン(日本) |
学名 | Cinnamonum zeylanicum |
外国語名 | cinnamon (英)、cannele (仏)、肉桂 (中;ruugie) |
別名 | カシア、ニッキ、セイロンシナモン、ケイヒ(桂皮) |
歴史背景 | 古くから使われた香辛料で、旧約聖書にも記述がある。 |
伝来 | 奈良時代には中国を通して伝えられ、正倉院御物に乾燥シナモンがある。 |
時期 | 通年 |
国内分布 | スリランカ、セイシェル、インドネシア |
特徴 | 外見は木の皮を丸めたようである。これは、樹皮をナイフではぎ取って発酵、乾燥させて用いるためである。また、これを粉末にしたものもある。独特の甘い香りと清涼感をもつ。ニホンシナモンは皮よりも根に強い香りと辛味がある。英国ではセイロンシナモンを「シナモン」、チャイナシナモンを「カシア」とよぶが、米国では両者を含め、いずれも「シナモン」とよんでいる。我が国ではニッキ(ニホンシナモン)が古くから使われてきたが、現在は輸入のチャイナシナモン、セイロンシナモンがほとんどである。 |
品種名 | セイロンシナモン、チャイナシナモン(中国肉桂、カシア)、日本シナモンの3種があるが、いずれも同属であるが種は異なる。 |
料理名 | シナモンロール、アップルパイ、シナモンシュガートースト、カプチーノ、八つ橋 |
調理法 | シナモン粉末をクッキー、パン、ケーキ、アプルパイなどに、棒状のシナモンスティックは紅茶、コーヒー、ホットチョコレートなどに添える。インド料理のカレーやピラフに風味付けや飾りとしても用いられる。 |
選び方 | 古くなると香りが減少するので新しいものがよい。 |
保存方法 | 湿度の低い暗所で保存する。 |
栄養 | 精油(芳香成分)としてシンナムアルデヒド(桂皮アルデヒド)、オイゲノール、ベンズアルデヒドなどを含んでいる。シンナムアルデヒドが特徴的なもので、胃腸の働きを助けるとして、漢方や西洋の民間薬としても伝わっている。 |
製造方法 | 2年目の側枝の樹皮を剥ぎとって24時間放置して発酵させる。 |